大阪組合せ論セミナー

大阪組合せ論セミナーは、月1回、大阪梅田で開催されているセミナーで、 組合せ論やその周辺の分野の専門家を招き、講演をしていただき、みんなで勉強するものです。 毎回講演者の方には、じっくり時間をかけて、基本的な定義の部分からお話ししていただいています。
本セミナーは、組合せ論に興味のある方でしたらどなたでも参加いただけるセミナーです。 身分、所属に関わらず、興味のある方はいつでも参加していただければ幸いです。

場所

大阪駅前第2ビル6階(大阪公立大学梅田サテライト、文化交流センター)・小セミナー室
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次回以降の日程


第78回
日時:2025年5月23日(金)13:30~17:00
講演者:行田 康晃(名古屋大学高等研究院/大学院多元数理科学研究科)
題目:一般化マルコフ数の団構造とその団行列化
要旨:一般化マルコフ数とは、一般化マルコフ方程式$x^2+y^2+z^2+k_1yz+k_2zx+k_3xy=(3+k_1+k_2+k_3)xyz$(ただし$k_1,k_2,k_3\geq 0$)の方程式の正整数解に現れる整数のことを指す。 一般化マルコフ方程式の正整数解全体は、特定の一般化団代数における団変数の各変数に1を代入することで得られることが、私と松下浩大氏の2023年の共同研究で明らかにされている。 また一方で、$k_1=k_2=k_3$のときは(1,2)成分が一般化マルコフ数であるような、特定のSL(2,Z)の元がこの団構造と類似の構造を持っていることが 2024年の私、丸山修平氏、佐藤悠介氏の共同研究で明らかにされている。 本講演では上記の研究成果を説明したうえで、さらに(時間が許す限り)これらの2つの研究で与えられた異なる一般化マルコフ数の一般化を、 さらに共通一般化した対象である「(1,2)成分が一般化団代数の団変数であるような行列」を導入し、 その行列の特徴量(各成分の値やトレースなど)が団代数理論における重要な量として解釈できることを説明する予定である。
本研究はカリフォルニア大学リバーサイド校のEsther Banaian氏との共同研究に基づく。

第79回
日時:2025年8月1日(金)13:30~17:00
講演者:林 興養(東京大学大学院情報理工学系研究科)
題目:
要旨:

第80回
日時:2025年10月31日(金)13:30~17:00
講演者:盧 暁南(岐阜大学工学部)
題目:
要旨:

過去の講演

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主催者

東谷 章弘(大阪大学 大学院情報科学研究科)
枡田 幹也(大阪公立大学 大学院理学研究科)
(あいうえお順)


本セミナーはJSPS科研費
基盤研究(B) #24K00521
の助成を受けたものです。

問い合わせなどは、東谷(higashitani あっとまーく ist.osaka-u.ac.jp)までご連絡ください。